管楽器を中心とした室内楽合奏団「アンサンブル・アイリス」のホームページへようこそ!

次回の演奏会は、2024年に開催予定です。

団長の言葉

― 概要 ―
2003年に結成された「管楽器を中心とした室内楽合奏団」。
メンバーは早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団の卒業生他により構成され、固定せず演目にフレキシブルに対応できる仕組みを採っている。

日本のアマチュア界を見渡すと、オーケストラは山のように存在し、皆管弦楽の演奏には慣れ親しんでいる。ところが、アンサンブルの基本である室内楽に真剣に取り組む団体は数少ない。小編成なだけに地味な曲想も多いが、それを様々に味付けする楽しみは室内楽ならではである。限られたレパートリーの中で、あまり世に知らされていない小品を上質なコース料理にして舞台にお出ししたい。


― 成り立ちと活動指針 ―
そもそも団の成り立ちは2001年まで逆上る。
毎年夏に草津で国際音楽アカデミーが開催され、ウィーンフィルの奏者を始めとした多くの講師が教鞭を執っている。私は偶然にもその年のコンサートでモーツァルトの管楽セレナーデ「グラン・パルティータ」を聴く機会に恵まれた。ラルス・シュトランスキーさん(ウィーンフィルのホルン首席奏者)を始めとした管楽器奏者の奏でる、「グランパ」に心から感動したのだ。
そして翌年卒業旅行先のウィーンにて出会った「グランパ」の譜面。私は何か大きな意志に引っ張られるかのようにそれを購入し、必ずやいつか仲間と演奏することを誓ったのだ。

その意志はついに2004年の第一回演奏会を導き出した。
当初「グランパ」という巨大な目的達成で活動を終熄させるつもりもあったが、素晴らしい仲間とのアンサンブルは自然と継続の道を選んだ。
そして今…我々は「グランパ」再演を胸に、音楽街道を歩き続ける。
上質なアンサンブルをするには。それは「継続」のみ!


第1回演奏会終了後、かつしかシンフォニーヒルズ「アイリスホール」舞台上にて